鎖の歌
吉岡ペペロ

ぼくらはなにか鎖のようなものと戦っている

怠惰や他責、厭世のとらわれびとであっても

ひきちぎりからめとられ

からめとられひきちぎりしながら

ぼくらはなにか鎖のようなものと戦っている

死んだらどうなるかより

どんなふうに生きようとしていたのか






自由詩 鎖の歌 Copyright 吉岡ペペロ 2011-02-16 12:35:18
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