Q
番田 


今日も人間の不在である街角で、笛を吹いたら竜巻がまきおこる可能性を判断できるだろうか。
1.平和であるということは、何も起こらないということそれ自体の感覚を指す。
2.平穏ではないのは、わからないことをなんとなくそこで判断してしまうということである。
3.人間というのは、まず判断しなければならないことを、思い込みによって決定してしまう動物だ。
このような考察をふまえれば、今判断することそれ自体が意味の無い行動であると、すぐに諦めることができる。


受け身である人間は、ろくなことも考えていない人間だということが理解できるのはなぜか。
1.自分のことなどまったく理解していないからであり、人間自体がろくな生き物でもないからである。
2.言い換えるならば、それは自分のことを知らないからであり、他人が何者なのかも理解できないということと同じ状況だからである。
3.単純にそれは、自分がなんとなく疲れているというだけの話しなのかもしれない。
つまり、そのことを知っているものなど誰もいないということと変わりがないのである。



自由詩 Q Copyright 番田  2011-02-16 01:46:51
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