立ち枯れ
はるな


季節はずれの立ち枯れの薔薇の木と 似た者どうしで冬の日に二人

日が落ちて からむ寒さにあわす両手のひびわれがいつもより深い

何もなければよかったね なにひとつ持たずにここにいられたら



短歌 立ち枯れ Copyright はるな 2011-02-16 01:13:37
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ちりぬるを