こ ぐ
砂木




砂利についた 貝ガラ どろどろ
黒く吐いた あぶくに うちあげられ

ヒレの息づく爪のかけら
まるい黒い斑点に交じる
夜毎落ちていく指噛む昼

まわした儀 どこからか溢れて
届かない帽子 ほどけゆられる


自由詩 こ ぐ Copyright 砂木 2011-02-13 14:24:19
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