別れの一本だし
花形新次

出した
出した
堪えきれずに
出したっけ
あの娘の
高度なテクニックに
送電線のカラスも
鳴いていた
一本だしの
恥ずかしい姿のよ
路地裏で

舐めた
舐めた
狂ったように
舐めたっけ
「そ、そ、そんな、あ、あ、あ〜」
声も聞かずに舐めている
あの娘はいくつ
とうに45はよ
過ぎたろに





自由詩 別れの一本だし Copyright 花形新次 2011-02-12 08:16:58
notebook Home
この文書は以下の文書グループに登録されています。
パロディ詩