黄昏遊戯Ⅲ
未有花

僕はまだひとりぼっちを探してる夕暮れ帰る道の途中で

一番星ジャングルジムのてっぺんで見上げた空はなんて大きい

懐かしいあの日のメロディくちずさむ二人の影が夕日に揺れて

黄昏はいつでも君を泣き虫にするから僕は少し苦手だ

二人きり迷子になってさまよえばいつか行けるさ夕日の国へ

夕暮れの線路の先にあるものはどこまでも続くさすらいの夢

夕闇に沈む摩天楼ひそやかに時間よ止まれ夜の狭間で

ひらひらと水銀灯に誘われて夜の帳に月は輝く


短歌 黄昏遊戯Ⅲ Copyright 未有花 2011-02-03 09:42:48
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