a piece of dream
洋輔
冷たい光にあてられて
影さえ消えて行きそうだ
夢のかけらが漂って
沈みかけてるこの場所で
いまある意味が無駄になってる
けして無意味じゃないけれど
僕がどんな形なのかも
忘れ去ってしまいそうさ
鏡が光を映し出す
けどそこにいるのは僕じゃなく
浮かび上がっては消えてゆく
ちいさな夢くずたちなんだ
名前も価値も持たぬまま消えてゆく光があるよ
もしも君の存在に証があるならば
それは僕の心の中に
妙に明るく振舞って
いつもよりよく笑うから
“何かいいことあったのか”って
鈍感な僕は訊いたんだ
一瞬淋しい眼をしてから
君は“まぁね”と答えたね
君はそういう娘だったね
傷を見せたりしないんだ
とてもちいさな詩たちが
街には人の数だけある
風に吹かれ舞い上がってゆく
誰にも気づかれないままで
名前も価値も持たぬまま消えてゆく光があるよ
もしも君の存在に証があるならば
それは僕の心の中に
まぶたを閉じて耳をすませば
波の音がいつでも聴こえた
今はもう聴こえることはない
失くしてしまった piece of dream
名前も価値も持たぬまま消えてゆく光があるよ
もしも君の存在に証があるならば
それは僕の心の中に