昏
塔野夏子
わたしの内部で
薄明と薄暮とが 蒼く対流している
その中を 灰色の臓器のようなものが
古い記憶のように ゆっくりと上下する
自由詩
昏
Copyright
塔野夏子
2011-01-29 20:04:23