現代詩
ピッピ

あたしがベッドで寝ている

写真



あなたは一枚持っていた


白いショーツ



隙間から

こぼれてほしい

という

欲望



よだれ

まみれ








あたしは今日も

一人でうずくまっている

あなたは今日もきっと

偶像を崇拝しているだろうから

あたしは孤独です

ゆっくりと

はちみつを、すすりたくなる

気持ち



噛み締める

少しだけ、

はちみつの味が、




した!



のだ

あの夏の日々

汗ばんだはずの

シーツ

とショーツは似ているな

残酷だね

街には

今日もたくさんの光が走っている

今ゆっくりと

「同化していく白のワンピース」

黄昏を待ちきれなかった少女が

あの日

世界のどこかで

微笑んでいた

それもきっと

偶像



まにまに

妄想は垂れ流しで共生する

あたしを形成する一種の

恐いよ

もっと抱いて

きっと一辺が

見えないほど



正多角形が

ゆっくりと熱を帯びて







あなたの網膜の外側で死にゆく


自由詩 現代詩 Copyright ピッピ 2004-10-31 02:57:42
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