今晩の醜いコヨーテは、百年後美しい砂になりたい
TAT
あんたの笑顔が大好きで
あんたの笑顔に応じられない自分が大嫌いだ
月が案外明るくて綺麗で
俺はガラガラ音を立てて窓を開けて
井戸水を引き上げるモーター音に現実を感じながらも
それを見ている
魅入られて堕ちてゆく
百年も経てば砂になるさ、、、
俺もあんたも砂になってる
どうかさらさらと鮮やかに指の間を落ちてゆく
秀逸な砂になれますように、、、
自由詩
今晩の醜いコヨーテは、百年後美しい砂になりたい
Copyright
TAT
2011-01-21 22:57:42
縦