タウン
番田
今日も何もない思いを掴んだ
この地球上に何一つない
夢見た 風景ではないものを
車の流れる この 街で
夕暮れを 見た
体を自分の中に見た
朝焼けの中で きっと見た
車の流れる この 街で
そこに それは 存在した
私の立っている世界として
道ばたを 流れたのだ
車の流れる この 街で
緑の草の朽ちたそばで
白い雲を 私は きっと 見ていた気がする
それは 君だったのだろうか
車の流れる この 窓の中で
自由詩
タウン
Copyright
番田
2011-01-21 01:02:41
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