風のささやき
ポー
柔らかい風が 貴方の手の温もりを
忘れかけていた あの日々の温もりを
私の心を裸にして 撫でてゆく
互いに愛していた日々 輝きをました二人
貴方の愛に応えられない私は 深い森の奥で迷い子
どうぞ 私に自由を
どうか 私に貴方を
身を焦がし 狂おしいまでに
どうぞ 私に翼を
どうか 私に生命を
力の限り この身をよじらせ
私のこの手を握りしめて
頬を撫でる柔らかい風に 貴方のささやきをのせて
風のささやきに導かれ 迷わずささやく貴方の元へ
風にのって貴方へとけてゆく
自由詩
風のささやき
Copyright
ポー
2011-01-20 03:02:05