欠)某臭
アラガイs


また少しの酔いで/兎多多眠をしていた 。
(深)))なのか
鼻腔から冷やかさに気が付いて、目が覚めたら静かさに時計だけが反転していて
よくよくみるとまだその日の夜で
ずいぶんと尿意を溜め込んだものだと
トイレに向かう
ドアを開けると妙な匂いがして

つーん))と 、 それは
汚物から発生するアンモニアのガスや
臭気をそらす甘い消臭剤の香りでも、練り歯磨きのような爽やかなキシリトールの味わいでもなく
ましてや眠気を誘うクロロホルムの鼻をさすような刺激でもない
((焦・点))が渦を巻きながら
流れとともにやがて匂いは消えた。
ズボンのチャックを上げてドアのノブを閉めるとき

それは
死びとのような匂いだと気がついて、 また
寝る









自由詩 欠)某臭 Copyright アラガイs 2011-01-19 04:51:39
notebook Home