生きる
橘祐介

川のほとりの水溜りが凍ってた

綺麗なガラスみたいに凍ってる

氷に映る白い水鳥

川のほとりを歩いてる


一羽、二羽、三羽

肩寄せあって歩いてる

川の流れに向って

肩寄せあって歩いてる


朝陽が水面に反射する

一羽が川に飛び込んだ

二羽、三羽と飛び込んだ


茜色に染まる川

水鳥たちは魚を捕るため

凍てつく川に飛び込んだ



自由詩 生きる Copyright 橘祐介 2011-01-17 21:25:22
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