がんばれタイ出向者くん
花形新次
毎日毎日僕らは
激辛の料理ばかりでいやになっちゃうよ
ある夜僕は店のおねえちゃんに
強引に迫ってボーイに連れ出されたのさ
はじめて食らったタイキック
こんなに痛いとは思わなかった
おケツの肉は多いけど
それがちっとも役に立たない
衝撃は脳天へ突き抜けて
僕はその場にへたり込んだよ
やっぱり僕は日本人さ
あっさりした料理が好きな日本人さ
ボーイは「まいぺんら〜い」と微笑んで
僕を残して消えたのさ
自由詩
がんばれタイ出向者くん
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花形新次
2011-01-17 19:06:31
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パロディ詩