絶対的片思いのセレナーデ的なもの
真山義一郎

君と歩く朝方の冬の道
気の遠くなる距離感
吹雪け

そして、凍死してしまえばいいんだ


自殺願望は甘いドーナツ
君を想うだけで
真ん中に空いた穴に
ダイブしたくなる

ゆっくりと眠るように
このうるさい国を抜け
クリスタルの船で
君を抱いて旅をするという
妄想

君が誰のことを想おうが
誰とセックスしようがいいんだ
俺は
めっちゃ久々に恋ができたというだけで
自己満足
寂しさからではなく
本気で好きになれたことの
自分勝手な満足

君はなんというか
めちゃお茶目なんだ
君は最初に付き合った彼女に似ている
彼女はディスコで知り合った男と
セックスする約束で
焼き肉店に行ってしこたま食った後
トイレの窓から逃げた

君がいつまでもお茶目さんでいてくれたら
俺は幸せなんだ
永遠に触れ合うことがなくても
君がこの世にいてくれればいいんだ

マジっすよ
かっこつけてるわけじゃねーっすよ
君は俺のことを忘れるだろう
でも、俺は絶対、君を忘れない
怖いくらいに
タトゥーで額に君の名を彫るくらいに
付き合ってもないのに

怖いだろう
こんな俺
気持ち悪いだろう
こんな俺
変質者なんだ

でも、安心してくれ
ストーカーにはならないから
ストーカー、自分的にも面倒くさいから

君が泣いたとき
俺も泣きそうになった
君が逃げたとき
俺も一緒にどこまでも逃げたかった

君を抱きしめたくない
永遠に遠くにいてくれ
俺はその寂しさを
ダンボールがわりに
眠るから





自由詩 絶対的片思いのセレナーデ的なもの Copyright 真山義一郎 2011-01-16 14:26:01縦
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