しょっとかい
十二支蝶


るやは火のなか 呼吸世界はふけだらけ
紐や動物たちの声がする 鳴いて転がる髪の夕食へ
いっしょうなんてなんてないさ
この背があるもの

つづみの底よ もし山の緑に色があるなら
精と代えてほしい さびて転ずる土壁になる

るやは間のなか なかぐろへより添う
るやは火のなか 身のなか
紐や動物たちに声がする 
いっしょうなんてなんてないさ然う
この背があるわら


自由詩 しょっとかい Copyright 十二支蝶 2011-01-07 04:31:46
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