捧げる
砂木

届かなかったと
落ちた空 みつめて
眠りこむ 雪を
春が 起こして連れて行く

ここにも そこにも
次の夜が朝から待っている

影で隠している
風の遊び道具

石に座っていた凍りの足が
隙間に遠ざかる 
笑み こして地に 崩し摘む


自由詩 捧げる Copyright 砂木 2011-01-03 22:30:39
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