抱負
月乃助
やせることにしました
夜も昼も
私の体は、重たい気がします
持っているものも これから
持とうとするものも 少しばかり多すぎるから
知らぬ間に
体にたまった/たまる澱は、いつまでも
消え去らずにいるのですね
本当に必要なものをのこしてみたら、
さっき貧欲な海鳥が
えさを求めて 鳴き声をあげていました
生きるために 当たり前のように
いりもしない見栄とか、
手にもてあます欲とか、
赤い目をして、
つまらぬ男を捨て去るように
いさぎよく
投げ捨ててしまう
削り落としたその先に
残るものもあるはず
それは、きっと 私の大事にするもの/ものたち
そうかもしれない