A fairy of the winter ----- 冬の精 -----
tomoyan*

真っ白な雪のようになってしまいたかった


空からはらはらと舞う 冬の精

穢れを知らない 真っ白な冬の精

到来を待ち侘びている

ずっと



この身に降り注ぎ 何もかも白く染めて 

銀白の世界へと誘いて

心に潜む闇を雪と共に埋め尽くし

深く もっと深く





この身が消え失せるまで 




怖いものなど何もない

同化し大地と共存したいだけ






身は苦の集り

ひとときでいい 解き放ちたいだけのこと



自由詩 A fairy of the winter ----- 冬の精 ----- Copyright tomoyan* 2010-12-30 08:45:14
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