家人
小川 葉



よるおそく
きたくしたときに
たべようとおもっていた
カップラーメンが
ないのだ

これはふしぎなことだ
わたしいがいに
このいえで
だれかがくらしているのだ

おなかをすかせて
わたしのカップラーメンを
たべるよりほかなかった
だれかが



自由詩 家人 Copyright 小川 葉 2010-12-30 05:17:54
notebook Home