月夜におもう
みつき



睦月如月飛ばして葉月
十五夜お月さま見て笑う 私
十五夜お月さまに見られて笑う私

長月銀色の光の下
すすきと冷たい夜気 揺れる
流れるあなたと
流されて 私
根付いて 揺れて 流されきれず ただゆれ ゆれ 揺れる
揺れるだけ


極月凍る空から降る羽触れては壊れ消えて積もって
てのひらのうえ に なにがのこっ た?
冷たい私 凍ります 氷になって滑ります
空にかえって宇宙に向かって ただ ただ ただ ただ


そして

きっと

花火となって
散って消えれば 温かい





自由詩 月夜におもう Copyright みつき 2010-12-28 10:45:48
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