To Be Continued
nonya


年の瀬戸際につかまって
泡立つ街を浮遊する
地が足につかないような
こんな感じもいいかもね

とりあえず全部棚上げにして
ニュートラルコーナーへ
今なら許してあげるから
本当のことを言ってごらん

もうすぐ終わるんだよ
終わって始まるんだよ

目覚し時計の秒針で
タトゥを彫られ続けることには
変わりないんだけどね

通勤快速のドアで
尻尾を切られ続けることには
変わりないんだけどね

まともに息しようとすれば
多少はどこかが痛いんだよ

おっとっと
いきなり後ろから
突き飛ばすことはないじゃないか
と思いつつ条件反射で謝る

人込みで
気配を消せない
まだまだ未熟な自分が悪いのかも
と言い聞かせつつ苦笑い

スクランブル交差点が開いて
終わろうとするイマニミテロヨと
始まろうとするショウガナイヨネが
賑やかに混ざり合って
いい匂いがする

潜望鏡を上げても
相変わらず何も見えないけれど

しぶとく
To Be Continued





自由詩 To Be Continued Copyright nonya 2010-12-27 18:28:48
notebook Home 戻る