To Be Continued
nonya
年の瀬戸際につかまって
泡立つ街を浮遊する
地が足につかないような
こんな感じもいいかもね
とりあえず全部棚上げにして
ニュートラルコーナーへ
今なら許してあげるから
本当のことを言ってごらん
もうすぐ終わるんだよ
終わって始まるんだよ
目覚し時計の秒針で
タトゥを彫られ続けることには
変わりないんだけどね
通勤快速のドアで
尻尾を切られ続けることには
変わりないんだけどね
まともに息しようとすれば
多少はどこかが痛いんだよ
おっとっと
いきなり後ろから
突き飛ばすことはないじゃないか
と思いつつ条件反射で謝る
人込みで
気配を消せない
まだまだ未熟な自分が悪いのかも
と言い聞かせつつ苦笑い
スクランブル交差点が開いて
終わろうとするイマニミテロヨと
始まろうとするショウガナイヨネが
賑やかに混ざり合って
いい匂いがする
潜望鏡を上げても
相変わらず何も見えないけれど
しぶとく
To Be Continued