真冬のセパゾン
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裂けそうな繋がりを縫合してゆく
失いたくない人は
バス停で待っている
じっと話したいことを
考えてみると
嗚咽で崩れ落ちそうになる
立ち去ってしまうのか?
去りゆく人を知らない
けれども私以外の誰かが
知っている
生紫色の朝を
琥珀色の月を
仰げば人の性は夏の蛍のよう
私は猿人に戻る


自由詩 真冬のセパゾン Copyright within 2010-12-27 14:16:34
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