ラビッツフット
小川 葉

 
 
ふっとみえたのは
あしでした

あしいがいになにもない
わたしでした

うさぎにうまれ
うさぎとしていきていた
わたしでした

たしかなことはしりません
ことばより
さきにあるものが
わたしなのでした

もしかしたら
ながいみみも
あったかもしれません
 
 


自由詩 ラビッツフット Copyright 小川 葉 2010-12-25 00:35:21
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