ノート(あかり)
木立 悟






灯りがついたら
目をあけよう
灯りがついても
目を閉じていた
灯りがつくこと
だけでよかった



夜を見わたす
坂の風の上
夜になれない
蒼がひとつ
蒼のなかに
渦まいていた





























自由詩 ノート(あかり) Copyright 木立 悟 2010-12-20 08:46:57
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