私のブランキー・ジェット・シティ
TAT




























私の中にはブランキー・ジェット・シティがあって




















その街は世界の縮図



















そこでは様々な人が暮らしていて



















そこには様々な風景があって


















そうしてそれら全てが私を成している























それらすべてが




















私に内包されている


























その街では例えば犬が気を違えたように吠え尽くしているし





恋人の郵便箱に贈り物が突っ込まれている





















革命家が剣を研ぎ



















娼婦が客を取っている



























流星が降り注ぎ























暖かな風が吹いている


























そこでは兵士達は背中をマシンガンで貫かれながらも貧しい寒村の子ども達に最期の救援物資をキャンディを届けるし




















脂ぎった親父は通常コースにポラロイドと制服を追加する





















売人は舗道で撃たれ















聖者は梁に架けられる


















それらすべては私の含有物だし




















私は、っても多重人格って話じゃ無いぜ?そこんとこヨロシク










私は













































にんげんだ
























もう31年も生きてしまった





























業深き人間だ



























私のCDチェンジャーは


































次に誰の何を掛けようか?























それが命題だ





















藍色のシャツを着たロメオ





































自由詩 私のブランキー・ジェット・シティ Copyright TAT 2010-12-18 23:41:08
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