ノート(47Y.12・12)
木立 悟
記念式典
歩道の上に
人の大きさほどの
鉱が置かれる
式典が終わり
鉱は五つに分けられ
そのうちのいちばん小さなものが
あやまって溝に落ちる
あわてて拾い上げる苦笑い
苦笑い 苦笑い
午後
終わりまで
誰も居ない
記念式典
自由詩
ノート(47Y.12・12)
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木立 悟
2010-12-12 20:24:27
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