夢の世界で
SEKAI NO RETSUDAN
とても長い夢を見ていた
僕はそれを夢だとは思わなかった
身も心も充実していて
何もかもが楽しく感じた
それはまるで天国にいるような気持ちで
僕は絶えず笑って過ごしていた
世界を壊す目覚まし時計が鳴るまでは
生きることが辛くなるような辛いことや
涙が枯れてしまいそうになる悲しいことや
ふと我に返ってむなしくなってしまうこと
そんな世界で行き続けなきゃいけない
僕たちが生きている現実は
決して悪いことばかりじゃない
それを上回るような良いことや
楽しいことだってたくさんある
それでも僕は夢の世界に生きていたい
ずっとこのまま永遠に 眠りの世界で
思わず微笑んでしまいそうになる嬉しいことや
心踊りそうになる楽しいことや
生きていてよかったと思える様々なできごと
そんなものは当分無いんだろうな