ギソク   オールド レーズンの章
ハイドパーク

「おビールでも飲みはる。」と
ばばあ
「うん。」と

なんか調子狂うな

二人で乾杯をすると
彼女三つ指をついて
畳に頭をこすりつけた
「今日一日、夫婦の契りを結ばせていただきます。
ふつつかものですが、よろしゅうお願いします。」
だってさ

いざいざって感じで
ズボンを下ろすと
俺のパンティに手をかけた

「チョちょっと待った。ここは僕が。」
ばばあ主体じゃ
何のためのオペだったか
わかんなくなっちゃうじゃん

そ れ

彼女は少しのけ反っただけで
「あ足ですか、OK、OKやで、 
いける、いける
親指がペニスになってんの。
じゃあここをフェラするわな。」

総入れ歯を
まだビールの残った
コップに入れると
俺のジョニーを
パクってくわえて
オーイエッス!
英語でしゃぶらナイト
見過ぎなのでは

こそばいような
良い気持ちのような
むかし高校の池の鯉に
足の指を吸わせてたの
思い出してた

あの魚
俺の痰が大好きだった
池に向かって
吐きまくってやったら
尾びれビチビチに喜んで
パクパク吸い込んでた
そのうち死んじゃったけどね・・・


とろける様な
ファンタイムが過ぎていった
お前はサークルKか?

ばばあはフェラをやめると
従順な犬のように
仰向けになり
ベットベトにローションを塗った
性器を剥き出しにした
「どんぞ、カムイン。」
ついに来たこの瞬間
俺はやったる
やったるで

足指じゃんけんグーの形で
インサートしてみた
ズボズボって音を立てて
一気にかかとまで入っちゃった
休まずに足指じゃんけんは
グーとパーを交互に繰り出した

ああいい感じだ
いままで
素股だかなんだか
わかんない感じで
性交していたのが
嘘みたいなグリップ力
やっぱ俺手術して良かった

冒険だったけど
バックにも挑戦してみた
ばばあを回転させ後ろ手で
干しぶどうをつまみながら
何度も突いた

はずれない
はずれないよ
今まで何度やっても
すぐにはずれてたバックが
それがどうだい
自由自在だ

プレイ中の彼女
死にかけの猫みたいに
ぐーって低く唸っていた
必死で我慢してくれている

もう少しだよハニー
最後の体位はすでに
決めてあるのさ
人類49番目のラーゲ
究極奥儀
ヨ シ ム ラ


続く



自由詩 ギソク   オールド レーズンの章 Copyright ハイドパーク 2010-12-01 17:29:28
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