女は呼ばない
はだいろ
もはやすべての会社なんてろくでもないのだけれど、
(なぜなら資本主義社会の終わりももう末期だから)
いち個人として、会社のいいところは、
会社が終わったあと、じつに開放感が味わえることだ。
あー
くだらない、と思うなかれ。
金がなくては喰っていけないし。
(それも嘘だという説もある。
金がなくても、喰っていけるらしい。
だけども、ぼくの喰うは、もっと欲望全般をさしている。)
営業と言えないような営業の帰り、
新橋のタミヤショップでプラモデルをながめて、
たいやき屋さんの前を通りかかったとき、
『およげ!たいやきくん』が流れていて、足を止めて、
子門真人の歌に聞き入ってしまった。
なぜかとゆうと、朝、出勤途中で、
なぜだかわからないけれど、ずっと、頭の中に、
およげ!たいやきくんのメロディが、
流れていたから。
当時、サラリーマン哀歌だと言われたものだけれど、
たしかに、身にしみる。
思わず、たいやき屋さんの前で、泣きそうになってしまった。
たいやきくんのストラップが欲しい。
給料日の後だから,ちょっと女の子を呼んで遊びたいけれど、
きのうオナニーして、
(でもオナニーはなるべくやめようと思っている。
やっぱり女の子に抜いてもらいたいから。
射精の回数だって、数かぎりあるのだよ。)
がまんがまだできるし、
もっとストレスやいやなきもちをためてしまえば、
もっと女遊びももっともらしくなるものだろうから。
やっぱり ぼくは たいやきさ
すこし こげある たいやきさ
おじさん つばを のみこんで
ぼくを うまそに たべたのさ
(詩/高田ひろお)
※高田ひろおという人は、ドラえもんの、
青い空はポケットさ〜
という歌も、作詞しているらしいです。
尊敬!