あいらぶゆう
朧月

支えとしての音を失って
私は迷うと思ったが
踏み出す足の先は
同じなんだとわかった

空間を歩く
私は心細いけど
それは なにかがないせいでなく
だれかが いないせいでもない

どんなにふまれても
心はぺたんこにならない
きっと音の代わりに私は
自由を手にいれたんだ

満員電車に乗っているよ
行く先はみんな同じだよ
みてる方向だけが違う
それでもジンルイはあきらめないんだ

音を支えにしなくなって
君という存在は少し薄れた
それでも君を大事に
想ってる私は ここにちゃんといるよ



自由詩 あいらぶゆう Copyright 朧月 2010-11-23 07:46:44
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