そのあとで
kauzak
湿った薄い乳白色をぶちまけた
希薄な空を透かして
柔らかで頼りない日差しが
射し込んできている
激しく荒れていた海は凪いで
波濤は遙か沖合に退いていった
濡れた砂浜に腰を下ろして
君と二人で海を見ている
手を軽くつないだまま
もう何時間も
自由詩
そのあとで
Copyright
kauzak
2010-11-22 00:00:33
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