日曜 午後11:30
蒼木りん

机の上の
時計の針がとんでもない時間を差していて私を驚かせるから
君はもう
信用できないね
と無意識が壁の時計を確認する

電池のせいではないから
接触が悪くなっているのだろうと
思う
電気の血管の欠陥治療して
って
製造元はCHINA

日曜日の夜更けは
皆早寝するのか
静かだ
好ましい

しかし何故だろう
ふと気がつくと
瞬きの間に眠りに引き込まれている
意識外に体は眠りに入ろうとしていた
休みの前のやさしげな夜だというのに
今日も
さして何も生めない夜ではあるが

机の上の時計は
時を合わせてやると
何事もなかったように時計の役割を休めない
たぶん
私がいなくなってからまた
休んで知らん顔で動き出すのだろう

朝も夜も身体が痛い
いつになったら
身体が軽くなるんだろう
文明が進化しても
生きづらい
生きていくのがつらい
と感じるようではだめだね
そこから少しずつ抜け出す作業は容易でないし
生きるのが楽しくなるのには
自分でやるしかないだろう
待っていたら
そのうち死んでしまうから

時計の
文字盤の文字は大きすぎず小さすぎず
?んなローマ数字ではだめ
5分ごとのメモリ刻みもなければ

時計の多い家だ
それでも眠りには勝てず

明日はさて
何からやるか
気掛かる用事の片づけが先だ
雨だが洗車しなくては
非常用具もそろえよう
後にしたら忘れる

楽しみはなんだ
些細なことこそさ
とりあえず今は眠い
眠ってしまえ


OFF


未詩・独白 日曜 午後11:30 Copyright 蒼木りん 2004-10-25 09:13:00
notebook Home 戻る