くゆら



もう1ヵ月



まだ1ヵ月



彼と繋がらないように



思い出さないように




ずっと耐えていた






とあるサイトで




わたしは書き込みをした



するとコメントが2件



わたしは目を疑った



何度も名前を確かめた




彼がコメントを書き込んでいた



見た瞬間は嬉しかった



だけどわたしの中で



ピンポン玉が



スローモーションで




緩〜く跳ねて





わたしの再生しかけていた





心の壁に




ポンっと当たった




すると



ピリッとひびが入って




瞬く間に閃光がはしって




色とりどりな彼との思い出が




映像になって



球体の中を駆け巡る




涙がスーッと頬を流れていった






自分を保つ為



彼への気持ちを抑える為に



平然を装う為





少しずつ作っていった壁が



崩れていく




わたしは



もう



立ち直れないかもしれない





自由詩 Copyright くゆら 2010-11-14 07:12:23
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