朝、まばたきの露の
高梁サトル


消えそうに震える
ほっそりとちいさな肩
けだかさは
すべて死に絶えたのだと言う
おまえに似合う花がないこと
知っていて
それでも探し続ける
青ざめたねがいを
包み込む

ゆめの断片を
ひとつずつふるい落す
まばたきは
繰り返すたびに
希薄な何かに成り果てる
露のかずが
空に昇り
ふたたび重さを得て
戻ってくるその日まで

祈るのだ
しらじらと溶けて消えてゆく
全ての
またたきに
朝を
、夜を


自由詩 朝、まばたきの露の Copyright 高梁サトル 2010-11-05 22:30:41
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