Sweet Death
うずら豆
死とは
すぐ隣で眠る猫のようで
ついふらふらと撫でてしまいたくなる
その感触は
あまりにも甘美で
うっとりと引き込まれてしまう
死の猫は
眠ってるようで
常にこっちを気にしている
隙あらば引き込んでやろうと
様子を伺っているのだ
誘惑に乗ってみたい自分が居る
猫の甘噛みは
あまりにも魅力的だから
この世界は
あまりにも絶望で満ちているから
自由詩
Sweet Death
Copyright
うずら豆
2010-10-28 05:56:53