眠るひまわり
さつき

無防備な網膜を焼き尽くすように
太陽が全力で燃え盛るなら
私は夏の夜になろう

草いきれの温もりと一番星の子守歌
小さな背中をくすぐる風で
零れた涙を何度でも拭こう

私の祈りは雲になって
月の光を四方に散らして
柔らかな眠りを君のまぶたに

明日の太陽に立ち向かう
眠るひまわり、君を愛する


自由詩 眠るひまわり Copyright さつき 2010-10-26 22:46:26
notebook Home