three months
苅田由枝



あなたしかいないと気付かされるたび 何度も0に戻る失恋



起きているときと眠っているときのひとりは違う孤独みたいだ



もうあなたのようなひとには会えないと思っても光る十月の朝



迷ってもあなたに見付けられるように上げっぱなしにしているんです



猫舌なわたし火傷する あつい熱い 裂くなら閉じない覚悟でいてよ



わたしより傷付いたって思わなきゃやってられない夜の明るさ



叶わない恋だったんだ 「好きです」のかわりに「さよなら」何度も言った



繋がれることはないけど明日こそあなたがさみしくなりますように







短歌 three months Copyright 苅田由枝 2010-10-24 17:15:08
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