ガタンゴトン
さつき

夜が西へ消えた。

待って欲しいと祈ったけれど、
太陽は容赦なく私の影を伸ばした。

どこか遠くでカラスが鳴き、
人々が目覚め始める。

みなそれぞれに思いを抱きながら、
今日も電車の振動に身を任せる。








何のために?


自由詩 ガタンゴトン Copyright さつき 2010-10-20 22:16:25
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