穏やかな日
はるな



        静かな窓のまえに立って
       汚いことばをいくつも吐く
      うす甘い空に雲がたなびいて
     鏡のようにつるつるの水の上を
    あかるい色の羽を持つ鳥が流れる 
   緑は赤に黄色にすがたを変えてゆき
  子どもたちが手をつないで歩いてゆく
 あらゆる靴はぴかぴかに磨きあげられて
遠くの空のしたでたくさんの人が殺される





自由詩 穏やかな日 Copyright はるな 2010-10-20 17:24:01
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