副題
たもつ


 
冷たい直線が
流れていく
今日は朝から
ろれつが回らない、
白い紙へと
その先に長く続く
生物の住めないプール
それは時計にある
二つの瞳孔
人が唇を触りながら
ゆっくりと乾いていく
刻まれた
幸せ、という名の
副題
 


自由詩 副題 Copyright たもつ 2010-10-19 21:28:52
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