困惑
ヒヤシンス

闇に浮かぶ朧ろの月は
僕の心を開いてくれる。
それはどこまでも優しく。

陸一つ見えない大海原に浮かぶ船からの眺めは
僕の心を不安にさせる。
それはとてつもなく恐ろしい。

僕はどこに居ても囲まれている。
それは時に心地良く、時に鬱陶しい。
逃れる事は出来ない。
僕はどこに居ても囲まれている。

遥か昔、僕の夢は無限であった。
今は只一つ、明確なものがある。
それはこうだ。
『窓辺に咲く花のように常に太陽に向かって生きてゆきたい』

感情など…、しかし。
割り切れぬものばかりだ。
すっきりとしない言葉を並べ、吐露する。
今はそれしか出来ないのだ。


自由詩 困惑 Copyright ヒヤシンス 2010-10-17 11:08:50
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