シアワセ。
狠志

この間、読んだ本で、僕は君と、前世かなんかで、一緒に居たんだと。

書いてあった。

そんなこと、言われても、実感沸かないけど、何となく。

解った。

あぁ、だから、僕らは、祝福されないのかな。

多分。

多分だけど、前世は、ありえないくらい、シアワセで。

何も要らなくて。

だから今、僕たちは、こんなにも、淋しいのか。

なんて。

淋しい人生なんだ、なんて、悲観的には、ならないよ。

恵まれてない二人でも。

裕福じゃなくても、恵まれなくても、二人っきりでも。

ぎりぎりでも、小さなシアワセ見つけて、笑いあって。

手でも繋いで、抱きしめて。

ささやかなシアワセを、噛み締めよう。

なんて、こっそり、想ってます。


自由詩 シアワセ。 Copyright 狠志 2010-10-09 00:58:50
notebook Home 戻る