泣かせて
うずら豆

空は悲しみ色に染まり
やがて激しく泣き出した

あえて僕はそれを浴びよう

僕の錆びついた鉛の心
純粋な悲しみ色で塗り替えて

きっとその方が
素直に泣けると思うから

水銀みたいな輝く涙


自由詩 泣かせて Copyright うずら豆 2010-10-07 16:00:50
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