はなのみやこ
紅糸
ぼくは世界で一番暗い夜を見たかったのです
歩くこともできないほどの
真っ暗な漆黒の闇が欲しかったのです
街の灯を映した空は中途半端で
あまりも汚たなくて
たぶん星など見る人もいないのでしょうね
巷では経済の動向ばかりで
面白い話しが聞けません
何が欲しいのかわかりません
脅迫の波に浮かんでいるぼくたちは
何をしたら良いのでしょう
失われたはずのカミーユ
子宮を失った彼女から生まれた
ぼくの回帰
その名前 カミーユ…
自由詩
はなのみやこ
Copyright
紅糸
2010-10-07 15:55:04
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