いやな日の女
はだいろ
今日はいやな日だった。
いやな日をつくるのは、
いやな人だ。
どうしてあんなに、まわり、
いやな人ばかりなのだろう。
引き寄せのなんとかなんて信じない。
ぼくのこころが、
引き寄せているのだろうか、
あんないやな人間ばかり。
いやな人の反対は、
すなおな人。
かわいい人。
さわやかな人。
正直な人。
やさしい人。
恥ずかしがる人。
ふつうの人。
たのしい人。
そんな人、ぼくの好きな人。
まわりには、
ひとりもいやしない。
あんまりいらいらしたので、また、
フリーのデリ嬢を呼んでみたけれど、
このごろはずればかりなのだけれど、
やっぱり、
来た子は、
ギャルの、TATOOありの、
ぼくのいちばん苦手なタイプで、
一気に、ただでさえ低いテンションが、下がった。
でも・・・
遊んでみたら、
そんなに、
悪い子じゃなかった。
素直だったし、
声がかわいかった。
じぶんを恥じらうかわいさがあったし、
あんなに濡れてくれれば、
ぼくだって、嬉しい。
(ぼくは、どっちかというと、完全に、Sである。)
いやな日の女の子、
そんなにいやじゃなくしてくれて、
ありがとう。
人を癒すものは、けっきょく、
人でしかない。
きょうは、きっと、そう思う。