空は青いほうが綺麗だ
kawa

ゆるされうる、をひとつゆるす
遠くをみる、が指の間をすぎてゆく
僕が歩くから
はだかの木々がしなる
遠く灯る過去のように


最短が散ってはゆくけど
前を向いて
さわやかにいきたいんだ
みるべきものは
ここにいる、ということ
ただそのこと
後輩が「どうぞ」をくれる
月だ


君の声を静寂より愛する

明るさ
風の吹くほうへ
その方向へ
呼吸するのだ


ライオンよりも恐竜よりも
速く速く駆けて
街の空白にみつけた空に
ふるえている
青く祝われた僕たちだ



自由詩 空は青いほうが綺麗だ Copyright kawa 2010-09-25 22:15:57
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