ベッドの隣で起きてみる
番田
セミの崩れかけた抜け殻にすり変えられてしまっても、
私の思考の中でそれは微妙に、変化していくのかもしれない。
たぶん君には眠り続けていくことは、できるのかもしれないね、
もうすでに私は、成功についての道筋なんて、忘れさせられてしまったよ、
つまんなかった一日だったからコーヒーを飲まされ続けていたとしたって、
死にものぐるいだったから熟睡していたいのよ、という君なのだけれど、ボクも、
君と少しだけ、わだかまってきたよ、話し合うべき機会自体が、
ほしくなってきたのかもしれないんだ。
色々な物事が伝えられているミステリーだとすら、そこに、認識しているけれど、
ナンバーワンを、ブリジストンサイクルだって、睨んでいたりするんだろうな。
反省していたいんだ、いつだって、コーヒーでもこぼして、
漕ぎだしていけないのかもな。私には、でも、
それは、じっくりと他人のことを考えなさい、ということなのかもな、
デキるわよと、お酒を飲みながらでだって君に、
許可されているのかもしれないのである。
暗に妖怪人間だって、社会の中にはあざ笑っているのかもしれないし、
べっとりとスライムベスのようなものが多分そこに、へばり着いているかもしれない。
私は未来の彼方までにだって、漂って行きたいのである。
そうして枕の上で、考えあぐねてみた。
確かな君自体が教師なのかもしれないと、理解する。